注文方法
販売所と取引所(板取引)の違い—金額で差が変わる理由
販売所と板取引の価格形成、注文方法、費用の見方を数字から理解します。
30秒で分かる結論
- 販売所は事業者の提示価格、板取引は板にある注文との約定で価格が決まります。
- 板取引では手数料だけでなく、未約定・一部約定・価格のずれも考慮します。
- 少額注文では、方式ごとに異なる最低注文数量が選択を左右します。
ここでの「取引所」は板取引を指す
「取引所」という言葉は、暗号資産交換業者そのものを指す場合と、利用者の注文を板で成立させる取引方式を指す場合があります。本記事では混同を避けるため、後者を「板取引」と表記します。
販売所では、事業者が提示する買値・売値を見て数量や金額を指定します。板取引では、売り注文と買い注文が並ぶ板を見ながら、価格を指定する指値などの注文を出します。GMOコインの公式説明でも、板情報を見ながら指定価格で注文できる点が案内されています。[1]
6項目で比較する
| 比較項目 | 販売所 | 板取引 |
|---|---|---|
| 取引の相手 | サービスを提供する事業者 | 板に注文を出す他の利用者 |
| 価格 | 画面に提示された買値・売値 | 注文価格と約定した価格 |
| 注文操作 | 金額・数量を指定する比較的単純な操作 | 指値・成行などから選ぶ |
| 主なコスト確認 | 明示手数料と買値・売値の差 | Maker・Taker手数料、約定価格のずれ |
| 成立の確実性 | 提示条件を確認して注文 | 指値は未約定、成行は複数価格で約定する場合がある |
| 少額注文 | 販売所の最低数量を確認 | 板取引の最低数量・注文単位を確認 |
同じ予算でも結果が変わる理由
比較に使うのは「手数料率の大小」だけではありません。販売所では実際の提示買値、板取引では希望数量を約定させるまでの価格と手数料を使い、同じ予算から最終的な受取数量を計算します。
数値を比べるときの型
販売所の受取数量 = 購入可能額 ÷ 提示買値
板取引の受取数量 =(購入可能額 − 取引手数料)÷ 実際の平均約定価格
板の最良売値は、希望数量すべてに適用されるとは限りません。比較する数量を決め、板の厚みと注文確認画面まで見てから判断します。
少額では最低注文数量を先に確認する
最低注文数量は、販売所と板取引で別に設定されることがあります。bitFlyerの公式表では、BTCの販売所と取引所で異なる最小発注数量が掲載されています。[2]
この差は円額ではなくBTCなどの数量で示されることがあるため、参考価格を掛けて予算と比較します。価格が動けば必要な円額も変わるので、注文直前に再計算してください。
参照した一次情報
- GMOコイン「取引所(暗号資産の購入・売却)」板情報、指値、現物取引ルールを確認。2026年8月8日確認。
- bitFlyer「注文数量について」販売所・取引所・Lightning現物の最小発注数量を確認。ページ記載の更新日は2026年6月24日。2026年8月8日確認。
- GMOコイン「販売所」販売所の取引方法と取引ルールの確認先。2026年8月8日確認。
本記事は一般的な情報の提供を目的としています。将来の利益や特定サービスの優位性を保証するものではありません。取引前に最新の公式情報と注文画面をご確認ください。